MMORPG ウルティマ・オンライン - Ultima Online の知られざる歴史、海外EMシャードイベント情報

Eight Virtues in a Duffel Bag-リチャード・ギャリオット インタビュー_4

Eight Virtues in a Duffel Bag-リチャード・ギャリオット インタビュ-タイトル文字

クリスピーゲーマー:私はこれらの人々を殺すことを楽しんだことを認めねばなりません。あの生意気なガキどもは死に値しました。

ギャリオット:(笑)間違いなくそうだね。それには僕も賛成するよ。

クリスピーゲーマー:そんな感じのキャラクターが多かったですよね。だからあなたの言っていることは理解できます。ゲームのなかの多くのキャラクターは信心深く、正直であるかのようにふるまいますが、誠実さと親切さには欠けていました…。

ギャリオット:そのとおり。

クリスピーゲーマー:少し前に私が言及したことに戻ります。私には世界で起こっている悪いことはロード・ブリティッシュとアバタールに起因しているように見えるのです。もちろん、彼らはやらなくてはならないことをやったまでですが、しかし彼らがそれをしなければ一連のことは起こらなかったようにも見えるのです。

ギャリオット:うん、それには同感だ。君がそのように感じている理由は、僕がとりわけウルティマVIとVIIにおいて「世界は単純ではない」ということを言おうとしているからなんだ。世界は白黒はっきりつけられるものではない。そこには完璧な答えなんてない。
僕が個人的にインスピレーションを受けたのは中東の国のあらゆる諍いなんだ。君が中東の国のいろいろな問題を見ればわかるように、はっきり言ってそこには良い答えなんてない。そこにはすべての人々が満足する方法なんてないし、あらゆる問題を乗り越え、断念し、先へすすむために、そこにあるのはすべての人々を等しく不幸にする方法だけなんだ。過去の犯罪をどちらも納得するように正しく調停して平和に進む方法なんてない。僕は本当に心底それは不可能だと思っている。
つまり、これはこのことについて僕が伝えようとしたメッセージのひとつなのさ。一方にとって正しく、公平に見えて、ぴったりで、適切なことも、もう一方にとってはしばしば不公平だし、ぴったりでも適切でもない。これが僕たちが住んでいるこの世界の真実なんだ。だから僕がゲームで伝えたかったことは、こういうことなんだ。「ところで君は身内のために、君としてはいいことをしたと思っているよね?だけどそこには常に別の側面があるものなのさ。」
そして僕は今日の社会においてもそれは同じだと思っている。この世界のフェアトレード協定とか貿易を見るにつけ、大体が問題を抱えているよね。僕はすべての国の自由貿易の支持者だけど、それぞれの国の労働者の権利、労働環境、安全、衛生問題の提議者でもある。
このように、こちら側では僕はアメリカの労働者はインドの人々ほど生産性が高くないし、労働力が安くなるインドにアウトソースしたらとても偉大だと実際思っている。他方では、インドの労働法が子どもたちを長時間労働の工場で働かせることを企業に認めていたり、あるいは労働者の権利を保護していない(それがインドの労働力が安い理由だ)としたら、僕らはこれらの仕事をインドでやってはいけないんだ。なぜならそれはアメリカの労働者にとっても公平ではないし、僕らは他国の劣悪な労働習慣を助長することになる。だからこれは僕らが実生活のなかでやらなくちゃならない異様に複雑なダンスなんだけど、僕はそのいくつかをバーチャルワールドで再現しようとしたんだ。

クリスピーゲーマー:私はあなたが過去にほかのインタビューのなかで公言したことを知っているのですが、もしできるなら、もうひとつのウルティマ・ゲームを製作してもらえますか?

ギャリオット:絶対にそうするよ。

クリスピーゲーマー:ではどこから始めますか?まったく新しいストーリーを新しいキャラクターで製作されますか?

ギャリオット:そうだね、たぶん何人かのキー・コンパニオンは投入するだろうけど、僕が新世界と呼ぶところからスタートすると思う。新しい町で新しいストーリーラインを同じキャラクターでやりたいという意味で。

クリスピーゲーマー:私はおそらくあなたの家のどこかにデザインコンテがあることを知ってますよ…。

ギャリオット:僕自身と僕のチームでこのことについて何年もたくさんの議論があったけれど、正直言ってそれについて書かれたものは何もないんだ。ただ、ウルティマというかけがえのないものに関わって、そしてずっと関わり続けたい僕らが、たくさんのとりとめない思いについて語ったということなんだ。今の段階でこれを何に使うかと言うことは難しいね。

クリスピーゲーマー:あなたはMMOについてやり遂げたと?

ギャリオット:決してそんなことはないよ。事実、僕はウルティマのようなオンライン・ゲームをぜひもっとやりたいと思っている。僕のゲームについて費やす時間はまだまだ終わらないと思っている。

クリスピーゲーマー:ありがとう、リチャード。

ギャリオット:本当にありがとう。感謝するよ。

番外編

クリスピーゲーマー:では、あなたは何をして過ごされていますか?お休みをされているところですか、それとも何かエキサイティングなことを計画されているところですか?

ギャリオット:僕は今、宇宙旅行の民営化に深く関わっているところだ。形式的にはスペースアドベンチャー社の従業員になる。僕の仕事は宇宙飛行士で、彼らが人々を宇宙へ連れて行くためのロケットを作ろうとしている企業と仕事をするための手助けをしているんだ。イド社のジョン・カーマックはアルマジロ・エアロスペースという会社を持っているし、ペイパルのエロン・ムスクはスペースXという会社を持っている。こういった君がよく知っている人を含む、すべての人々をだよ。僕は人々を宇宙に連れて行くことについての重要性と意義を信じている。実際この産業に関わる多くの人々は、近頃ではそう思いつつあるようだ。ゲームについて費やす時間にはならないが、これが僕にとって新鮮な間はこれに時間を割こうと思っている。

クリスピーゲーマー:あなたはワールド・コムがNCソフトを訴えたことについてどう思いますか。(※このインタビューはリチャード・ギャリオット氏のNCソフトへの訴訟以前に行われました。)

ギャリオット:正直なところ僕は訴訟に関する詳細を読んでいないのでわからないが、直感的には先般のアマゾン社の「ワンクリック・バイ」に対するクレームに似ている気がする。僕自身は誰かが自説で普遍的な特許権を主張するとき、個人的にはとてもフラストレーションを感じる。だから、法的な解説を読まずに言えば、もしワールド・コムが勝訴すれば僕らの産業にとっては打撃になるだろう。僕は彼らのクレームに根拠がないことを祈っているよ。それはNCソフトのためではなく、この産業のためにそうあるべきだ。それはNCソフトには関連することであってもワールド オブ ウォークラフトにとっては関係のないことだ。僕らは訴訟の行方を注視しているし、ほとんどの生産者はNCソフトが勝つことを望んでいると思う。

クリスピーゲーマー:基本的にこの訴訟はスクリーンテストでしょう。もし彼らが勝訴すれば、次々に訴訟を起こすことでしょう。

ギャリオット:彼らはまったくそのとおりにやるだろうね。完全に同意するよ。

クリスピーゲーマー:あなたはほかの媒体で仕事をすることを考えたことがありますか?例えばiPhoneやニンテンドーDSやPSP用の小さなゲームを製作したりなど?

ギャリオット:それは僕も考えたことがある。しかしほかのプラットフォームに行く動機が無いんだ。ウルティマ・オンラインがゲームのコンテンツを普及させる方法や、プレーヤーとの接点を再確認させてくれたように、僕はむしろ新しいプレイスタイルやプレーヤーとのつながりに等しい、より大きな成功をもたらすモデルを再発見する方法について考えている。

クリスピーゲーマー:あなたはなぜコンソール用のMMOがあまり普及しなかったと思いますか?

ギャリオット:僕がコンソールよりもPCでの開発を好むのは高い導出とマウスやキーボードといった入力デバイスのためだ。僕はコンソールはシューターのような短期的なゲームをしたり、複数の人々とひとつの部屋で遊ぶ場合には適していると思うけど、MMOにとっては最高の媒体だとは思わない。僕がコンソール上でMMOを展開しなかった主な理由は、PCでできたような深さと詳細を展開するプレイがコンソール上では再現できなかったからだ。僕は開発者としてもプレーヤーとしても大のPCファンなんだよ。

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